コーヒーの淹れ方
コーヒー豆は焙煎度合いによってお湯の温度を変えるとおいしく淹れることができます。大体83℃~92℃ぐらいの間から適切な温度を選んで淹れます。また、コーヒー豆の約15倍の濃さに淹れるとおいしいと感じることが多いです。参考までに緋の雫珈琲がおすすめする淹れ方を説明します。
例として、ドリップ式でコーヒー豆25gに対して15~16倍のお湯を使った場合を想定。
浅煎りの場合、
お湯の温度は高めの90℃~92℃で、1投目は50gほどお湯を入れ36秒とやや長めに蒸らします。次に2投目に100gほどお湯を入れて少し待ち、さらに3投目に110gほどお湯を入れてフィルター内のコーヒー粉の中心が少しくぼむまで待ちます。最後に4投目に115gほどお湯を入れて最後の1滴までお湯が落ちきったら完成。1投目から完成まで大体2~3分ほどの時間でできるのが理想です。
中煎りの場合、
お湯の温度は86℃~89℃で、1投目は50gほどお湯を入れ33秒ほど蒸らします。次に2投目に100gほどお湯を入れて少し待ち、さらに3投目に110gほどお湯を入れてフィルター内のコーヒー粉の中心が少しくぼむまで待ちます。最後に4投目に115gほどお湯を入れて最後の1滴までお湯が落ちきったら完成。1投目から完成まで大体3分前後ほどの時間でできるのが理想です。
深煎りの場合、
お湯の温度は低めの83℃~85℃で、1投目は50gほどお湯を入れ30秒とやや短めに蒸らします。次に2投目に50gほどお湯を入れて少し待ち、引き続き3投目も80gほどお湯を入れて少し待ち、さらに4投目も100gほどお湯を入れて少し待ちます。最後に5投目に120gほどお湯を入れて少し待ち、最後25gほどお湯をフィルター内に残した状態でドリッパーを他の入れ物にすばやく移動させて完成。1投目から完成まで大体3分~3分30秒ほどの時間でできるのが理想です。また、深煎り独特の苦みを抑える場合にはお湯を投下する時、中心から徐々に螺旋状に投下し、お湯がドリッパーから落ち切る前に次の投下に移ることに注意します。
※スーパーなどで販売されているような安価なコーヒーを淹れる場合にも苦みや渋みを抑えるためにこの方法で淹れると割と飲みやすくなることが多いです。
※ ただし、味覚は人それぞれ好みによる主観的なものなので一概に正解のないものです。お店や人によってさまざまな淹れ方があるので以上のことは飽くまで参考程度にお願いします。